11月9日に閉幕したジャパン・モビリティ・ショー2025では、国土交通省がASV推進計画の取組みの一環として出展したブースにおいて、連日多くの来場者にASVについて知っていただくとともに理解を深めていただきました。今回のモビリティ・ショーでは、「ASVドライビングシミュレータ」(協力:トヨタカローラ埼玉株式会社)や「ASV体感VR」(協力:株式会社SUBARU)といった体験型の展示を行いました。(会期中の紹介記事をご参照)

また、大型モニターでは、最近市販される車種が増えつつあるハンズオフ機能の紹介及び注意喚起の動画を放映。(動画はこちら) 最新の機能に来場者も興味しんしんで、「技術はここまで進化しているんですね」「これは使ってみたい」という声が多く聞かれました。モニターでは、他にも、ASVの各機能についての機能限界を分かりやすく説明するアニメーション動画を放映し、来場者は「なるほど」「へぇー」といった表情で見ていました。(こちらからご覧いただけます。各機能のサムネイルをクリックしてください)

さらに、国内外メーカーの各モデルに搭載された運転支援機能を調べることができる検索システム「ASVテックサーチ JMS2025 ver.」では、ご自宅のクルマについて家族みんなで検索し、「こんなに付いてる!」というお子様の嬉しそうな声にご両親が満足顔という光景も見られました。この検索システムでは、国内メーカーの場合、年式による違いも見ることができ、「やっぱり新しいモデルはASV技術がたくさん付いているんですね」と買い替え意欲を高めている人もいました。

ASV技術の変遷を示すパネルや自動運転のレベルに関するパネルを熱心に見入る人の中には、ASV技術がうっかりミスの防止や高齢ドライバーへの運転支援につながることを期待する声が聞かれました。一方で、技術の過信による事故を懸念する人も見られ、中には「車の保険関係の仕事をしているが、過信による事故が増えてきていると思う。機能限界を知らせるこうした発信はとても大切」とのコメントも寄せられました。

会期中には、ASV技術の機能限界に関するアンケートも行い、多くの回答を得ましたので、その結果は近日中に本ウェブサイトにて報告する予定です。

ASVブースにお立ち寄りいただいた皆さま、本当にありがとうございました。